BMWは22日、今年10月のパリ・モーターショーへの出展を取りやめると発表した。利益見通しの大幅な引き下げを受け、ミラン・ネデリコビッチ最高経営責任者(CEO)がコスト削減を進める中、「優先事項の見直し」が理由という。
BMWは「今後も自動車ショーには厳選して参加していく方針に変わりはない」とコメントした。
今年のパリ・モーターショーでは、メルセデス・ベンツ・グループやボルボ・カーといった伝統的な自動車メーカーの復帰が見込まれている。ステランティスはフィアット、ランチア、オペルなどのブランドを出展し、ルノーもダチア、アルピーヌとともに参加する予定だ。
欧州最大の自動車メーカー、フォルクスワーゲンも、イベントの公式ウェブサイトによると、今年のパリ・モーターショーに出展する予定だ。同社も大規模な事業再編を進めている。
中国勢では比亜迪(BYD)、重慶長安汽車(長安汽車)、小鵬汽車、吉利汽車、ステランティスと提携するリープモーターが出展する予定だ。米フォード・モーター、韓国の現代自動車も参加する。
パリ・モーターショーは、2022年と24年は欧米メーカーの出展が減少し、その間隙を突いてBYDをはじめとする中国メーカーが存在感を高めた。
BMWは6月、中国市場での需要低迷や中東情勢を巡る混乱の影響を受け、通期の利益見通しを大幅に引き下げ、市場に衝撃を与えた。同時にコスト削減策を加速させる方針も明らかにしたが、具体的な内容には踏み込まなかった。
BMWの出展取りやめは、市場の注目を浴びそうだ。同社はこれまでパリ・モーターショーを新型車発表の場としてたびたび活用しており、2018年には第7世代「3シリーズ」を世界初公開した。2022年には他の多くのメーカーとともに同ショーから撤退したが、24年には新型「MINI」2車種と「ノイエ・クラッセ」のコンセプトカーを引っ提げて復帰していた。
著者:Albertina Torsoli、Tim Loh

