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キャリア・教育

「未経験のまま歳を取る」若手の危機 放置でも丸投げでもない、「部下に任せることができる上司」になる方法

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抱え込む上司はいらない: 部下に任せられない人の権限委譲の教科書
どうしたら「部下に任せることができる上司」になれるのでしょうか?(写真:mapo/PIXTA)

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「あの案件、任せようと思ったんですが、あの子にはまだ早いかなと。結局、私がやることにしました」
管理職研修の現場で、私たちが繰り返し耳にしてきた言葉です。こう話す上司の方には、まったく悪気がありません。むしろ、部下想いの、責任感の強い上司ほど、この台詞を口にします。
気持ちはわかりますよね。自分がやった方が早いし、部下に任せてハレーションが起きるリスクを取りたくない。しかしその選択は、部下から成長の機会を奪い、組織を静かに蝕んでいる場合があります。
本稿では、『抱え込む上司はいらない: 部下に任せられない人の権限委譲の教科書』の著者である岩崎徹也氏がこれからの時代に求められるリーダー像について解説します。

人は「経験7割」でしか育たない――ロミンガー社の残酷な調査結果

まずはデータで見てみましょう。アメリカの調査研究機関ロミンガー社が、世界中の経営者を対象に「リーダーとして成長する上で最も役に立った経験は何か?」と問うたところ、次のような結果が得られました。

•実際の経験:70%
•他者から教えてもらう:20%
•研修や講義などのインプット:10%

いわゆる「70:20:10の法則」です。

この数字が突きつけるのは、シンプルかつ厳しい現実です。人は、経験を通してしか本当の意味では成長しない。頭で理解しても、体験を通さなければ「自分ごと」として腹落ちしないのです。

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