有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

「物価も高いし…」年金だけで足りる? 人生100年時代、「定年後のお金」を考える《老後の不安を解消する確実な対策とは》

5分で読める
定年後の仕事やお金のこと、考えていますか?(写真:jessie / PIXTA)

INDEX

シニア世代でも働き続ける人が増えました。しかし実際、定年後の仕事やお金のことで不安な方も多いのでは? そこでキャリアコンサルタントの西村栄子さんとファイナンシャル・プランナーの國富真さんが監修した書籍『定年後の働き方で知りたいことが全部のってる本』から一部を抜粋、再編集し、3回にわたって65歳以降の準備につながるさまざまな情報をお届けします。
初回の本記事では年金で受け取れる額の目安や、定年後いくら稼げば生活できそうなのか?について考えていきます。

定年後、年金だけでは生活できない?

まず、年金受給額の平均を月額から見てみましょう(令和5年度)。厚生年金(基礎年金含む)の場合、男性は約16万7000円、女性は約10万7000円。国民年金のみの人は男女とも5万6000~6万円程度です。

さらに厳しい現実ですが、年金額は今後、実質的に目減りすると考えられます。背景にあるのが、2004年の制度改正で導入された「マクロ経済スライド」という仕組み。これは現役世代の減少や寿命の延びに合わせて、年金の伸びを物価や賃金の上昇よりも低く抑える、いわば調整弁のようなもの。過去には物価が下がっても年金額を据え置いたツケを後から減額して調整した歴史もあり、受給額は今後も減少傾向にあると考えられます。

追い打ちをかけるのが、近年の物価上昇です。2023年以降の消費者物価指数(生鮮食品を含む「総合指数」の場合)は前年比3%前後で上昇し、2025年は食料品に限っていえば、前年比で6.7%のアップ。年金額も改定で増える場合もありますが、物価高とマクロ経済スライドの影響で、お金の価値や購買力は目減りし続けています

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数