有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #日本の政治

「0時間睡眠」アピールが裏目に? 高市政権を突然襲った"支持率急落"の深層、「高市バブル」崩壊を招いた3つの"悪手"

6分で読める
高市首相
「自分はほとんど眠らず、極限状態にある」とXでアピールした高市首相(写真:つのだよしお/アフロ)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

それでも、ほかの政権と比べれば、高市政権の支持率は高水準を維持していると見ることができる。

その前の石破茂政権の内閣支持率は、NNN(日本ニュースネットワーク)の世論調査では政権発足時は51%だったが、それ以降は半数を上回ることはなく、参院選が行われた2025年7月には22%まで低下した。そして前年の衆院選に続いて参院選でも敗退した石破政権は、わずか1年という短命に終わっている。

それに比べれば、高市政権は今年2月の衆院選で大勝し、316議席を獲得した。次の参院選は2年後で、衆院選までは3年以上の「モラトリアム(猶予期間)」がある。

さらに「史上初の女性総理」のブランド力は大きい。世襲政治家ではない点も、多くの国民が支持する重要な要因だ。しかも、持病を抱えながらひたすら自室で執務する姿に、多くの声援が送られてきた。

高市首相のポストが招いた疑念

それを打ち砕いたのが、高市首相が7月20日夜に投稿したX(旧ツイッター)のポストだろう。おそらくは土日の「首相動静」がほぼ空白である批判を気にしたのかもしれない。

高市首相が7月20日に投稿したXのポスト(画像:高市首相のXより)

高市首相は「7月に入ってからの土日は、公邸で『骨太方針』『日本成長戦略』『地域未来戦略』に関する分厚い資料を早朝から深夜まで読み続け、2週目は与党審査で加筆修正された部分を熟読検討するなど、高市内閣が初めて骨太方針や概算要求段階から関われる令和9年度予算や本格的に取り組める中長期の成長戦略に向けて、半端ない情熱を注いでいました」などと、仕事に邁進していることを強調した。

加えて「書類の山と格闘」「数千通も溜まってしまったメールの処理」などで、多忙さをアピールした。だが、これがかえって疑念を呼んだ。

国家的にデジタル化を進めようという現在、首相がペーパーの山と格闘しているのは珍妙であり、また重要内容が含まれているかもしれないメールを大量に放置するなどは、仕事をするうえではありえないことだ。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数