有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資 #日本の政治

「0時間睡眠」アピールが裏目に? 高市政権を突然襲った"支持率急落"の深層、「高市バブル」崩壊を招いた3つの"悪手"

6分で読める
高市首相
「自分はほとんど眠らず、極限状態にある」とXでアピールした高市首相(写真:つのだよしお/アフロ)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

「0時間から3時間睡眠が常態化」としたうえで、「久々に5時間も睡眠がとれた」というのは、まさに昨年の総裁選で勝利した際の「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」の別の表現であり、「ハンカチやインナーのアイロンかけ」「お裁縫」は、共感を呼び込もうとするものだ。

このような投稿を高市首相がこのタイミングで行ったのは、内閣支持率の低下に危機感を抱いたからではなかったか。

だが、それは逆効果になったようだ。高市首相の同投稿に対する7月22日昼現在でのインプレッション数は3000万件を超えているが、ぶら下がるリプライのほとんどは批判や皮肉にあふれるものだった。

皇室典範改正では大手メディアが一斉に高市政権を批判した中で唯一評価する姿勢を示した産経新聞でさえ、「『0~3時間睡眠が常態化』高市首相のアピールに波紋 野党からは判断力低下など懸念」と、高市首相の投稿を積極的にかばう様子は見られない。

高市首相がポストした最悪のタイミング

そもそも、日本の首相が「自分はほとんど眠らず、極限状態にある」とアピールする暇はない。

中国とロシアの海軍艦艇計4隻が7月19日に沖ノ島沖の南西を航行し、このうちの中国海軍のミサイル駆逐艦が日本のEEZ(排他的経済水域)内で射撃訓練を実施した。この事実について、イギリスを訪問中の小泉進次郎防衛相が20日(日本時間)に行ったファンボローでの講演で指摘しており、高市首相のもとに情報が入っていないはずがない。

高市バブルが弾け、国民はようやく夢から覚めたのかもしれない。いや、もっと早く目覚めるべきだった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数