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放送迫る「VIVANT」の監督パワハラ処分に、佐藤二朗・橋本愛騒動との決定的な差…"作品に罪はない論"が通用しないワケ 

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VIVANTのビジュアル
VIVANTシーズン2のスタートが迫るなか、監督のパワハラ問題が露呈した(写真:TBS公式サイトより)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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2025年初頭に話題になったフジと中居正広さんの事案も、第三者委員会が指摘した通り、編成幹部らの権力関係による風通しの悪さが、事態を悪化させる結果となった。あくまでフジの問題は、氷山の一角に過ぎない。テレビ業界全体でアップデートに取り組む必要があるのだが、それが足りていない部分もあるのだろう。

フジと中居正広さんの事案では、第三者委員会が権力関係による風通しの悪さを指摘した(写真:東京スポーツ/アフロ)

“古い体質のテレビ業界”に正義はあるか

思えば、福澤氏の出世作となった『半沢直樹』は、権力勾配による不条理が渦巻く銀行を舞台にしていた。銀行出身である池井戸潤氏の原作をもとに、汚職や責任の押し付け合いに立ち向かう主人公。ハラスメントがはびこる古い体質の銀行内で、「倍返し」する痛快さがウケた。

その福澤・堺コンビで制作されたVIVANT。筆者もシーズン1は毎週欠かさず見ていたが、全編を通して感じたのは「正義とは何か」だった。別班である乃木にも、刑事である野崎守(阿部さん)にも、ノゴーン・ベキ(役所広司さん)やノコル(二宮さん)といったテロ組織「テント」の面々にも、それぞれの正義がある。

テロ組織「テント」のメンバーにも、それぞれの「正義」があった(写真:TBSテレビ公式サイトより)

しかし、それを貫くためには、利害が対立する他者との衝突は避けられない。だからこそ、非情な手段を用いてでも、自らの正義を守ろうとする――。そう考えたとき、果たして“古い体質のテレビ業界”には、どこまでの正義があるのだろうか。

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