これはビジネスシーンでも同様であり、かつては「暴言・毒舌キャラ」がいる職場が珍しくありませんでしたし、若手・中堅の中にもいました。
「この人は毒舌が許される」「あの人だから多少言いすぎてもスルーしておこう」と許容されていましたが、現在ではあまり見かけません。個人の尊重やハラスメントに対する意識が高まるにつれて、組織における「暴言・毒舌キャラ」の居場所がなくなっていきました。
もはや良ちゃんのように「自分は許して」と自ら免罪符を求めていかなければ成立しづらいキャラクターであり、それを続ける以上、いつ今回のような騒動につながってもおかしくありません。特に今回のポストは、暴言キャラや毒舌芸の中に、個人的な感情を込めすぎたという感が強く、だから渡部さんの所属事務所は反発したのでしょう。
良ちゃんと所属事務所の吉本興業が沈黙を続けていたのは、フレーズの選択や確認不足など「自分側に非があった」ことを物語っています。渡部さんの所属事務所が抗議した時点で「ケンカ芸だから」という言い分は通用しなくなり、「ただケンカをしているだけ」の状態でした。
芸風が危ぶまれるほどのダメージを受けた
渡部さんはラジオ出演した際に経緯の釈明をしつつ、笑いに変える芸人らしい対応を見せました。一方、良ちゃんは笑いを交えず「深く反省しています」という謝罪に終始。それでも対応が遅れたことも含めて、芸風が危ぶまれるほどのダメージを受けたことには変わりないでしょう。
もちろん今後のリカバリーは良ちゃん次第。これまで「暴言・毒舌キャラなのにかわいげもある」というポジションでメディア出演してきましたが、今後は愛のあるフレーズ選びなどのアップグレードが求められていくのではないでしょうか。

