有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

「もっと丁寧にやって」「ちゃんと確認して」では若手社員は混乱するだけ…「部下が育たない上司」の3つの"盲点"

9分で読める
『アドラー』だから自分で動ける部下が育つ 上司の教え方
部下が自発的に仕事に取り組むようになる声かけとは?(写真:アン・デオール/PIXTA)
  • 永藤 かおる 心理カウンセラー・(有)ヒューマン・ギルド研修部長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

意味や背景を示さないまま、「とりあえずやってみよう」「苦手を克服するのも勉強だから」などと言って負荷をかけると、「できない自分」を突きつけるだけの結果にもなりかねません。相手の未来のための経験が、かえって自信を失わせるきっかけとなってしまうこともあります。

「うまくいかなくて困ったり悩んだりしたら、いつでも話を聞くからね」とこまめに声をかけ、安心感を与えることも大事です。

そして、成長した部分に目を向けて適切な声かけをするのが必要なのは、「強み」を活かすときと同じです。

「苦手でもここまでできている」という小さな実感が、その人の自信を育て、強みをさらに伸ばしていく土台になるのです。

苦手なことになかなか取り組めない相手には

1 相手の未来にとって必要な取り組みの場合は、その意味や背景をきちんと伝える
2 「うまくいかなくても、いつでも話を聞くからね」と安心感を与える
3 少しでも成長した部分に目を向けて、適切な声かけをする

期待している役割を明確に言語化する

「丁寧に教えているのに、相手がやる気を見せてくれません。どうしたらいいでしょうか」

こうした悩みも、特に真面目で結果を残してきた人ほど抱えがちです。

まず大前提として確認しておきたいのは、「あらゆる人が高いモチベーションで仕事に向き合えているわけではない」ということです。仕事へのやる気や温度感は、人によって大きく違いますし、そもそも「やる気さえあれば仕事がうまくいく」わけでもありません。

ただし仕事である以上、「やる気の有無」に関係なく、チームの目標と自分の役割を理解してもらう必要があります。この点を曖昧にしたまま、「もっとやる気を出して」「頑張って」と声をかけても、相手の心にはなかなか届きません。

一見前向きに聞こえる「みんなで頑張ろう」というかけ声も、「誰かがやってくれるだろう」という慢心を生みやすいので、安易に使うべきではありません。

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数