――そうした経験を経て、さくらインターネットへ。
大学院1年の10月に、大学院を中退して入社しています。当時はソフトウェアエンジニアとして、仮想専用サーバー「さくらのVPS」のリニューアルなどを担当しました。その後、IoTサービスの立ち上げでサーバー側から通信モジュールの組み込み開発まで担当し、そのリリース直後ぐらいに執行役員になりました。
――2016年、25歳での就任です。何かきっかけはあったのですか。
社長はエンジニアですが、当時、技術全般を担当する役員がおらず、全体を見て方向性を考える人がいなかったんです。それで社長に「誰か横断的に見る人を置いたほうがいいですよ」と雑談で話したら、「江草さん、やりますか?」と言われて、「私でよかったらやりますよ」とお返事したのがきっかけだったと思います。
「情報システム統括室」新設時にCIOも兼任
――さらに19年にCISO、22年にはCIOに就任します。
しばらくCISOがいないタイミングがあり、経営会議で「CISOを置かないと」という話になった時に、「誰がCISOになっても、何かあったら対処するのは江草さんですよね」と言われ、「じゃあそうしますか」と就任しました。
また、当時はコーポレートITが総務部、ISMSを取得している情報セキュリティが法務部、インシデント対応のSAKURA.SIRTはバーチャルチームで組織がない状態でした。さすがにこれではやりづらいので、会社直轄の「情報システム統括室(ISMO)」を新設し、コーポレートITもセキュリティ統制も移して、SIRTについても専任者を採用し、グループとして組織化しました。その部門設立と同時に、CIOも兼任することに今に至ります。

