僕は、これこそが「頭が良い」の本質的な意味だと思っています。
多くの人は、「頭が良い=生まれつき優秀」だと考えます。IQが高いとか、記憶力が良いとか、そういうイメージですよね。
でも、僕が現場で見ている限り、東大生の強みはそこじゃない。彼らの本当の強みは、「一度身に付けた努力の仕方を、まったく違うジャンルに持ち込める」という、この一点にあるんです。
勉強で「苦労した人」ほど強い
英語で身に付けた学習法を、フランス語に。世界史で身につけた暗記法を、将棋に。受験勉強で身に付けた「継続する仕組みの作り方」を、大学のスポーツに。そして、社会に出てからも、これは続きます。
「最初は仕事ができなかった東大生が、1年後にはめきめき伸びていた」
これも、僕は本当によく耳にする話です。それは、彼らが最初のジャンル(受験勉強)で身に付けた努力の型を、目の前の新しいジャンル(仕事)に、少しずつ翻訳して当てはめているからなんですよ。
営業なら「顧客リストを模試の成績表のように分析する」、企画なら「過去問を解くように、過去の成功事例を徹底的に潰していく」。
やっている中身は違っても、頭の動かし方は、受験のときと地続きなんです。
投資がうまい東大生が多いのも、たぶん同じ理由です。資格試験を短期間で次々パスしていく東大生が多いのも、同じ理由でしょう。
彼らは、目の前の壁を越えるやり方そのものを、パッケージ化して持っているんです。

