有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

日本人トラブル多発、欧州「切符買ったのに罰金」の罠 路面電車やバス「ルール知らなかった」通用せず

11分で読める
ヨーロッパ 路面電車 信用乗車方式
ヨーロッパの路面電車など都市交通は乗務員がチケットを確認しない「信用乗車」が多い(撮影:橋爪智之)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES

実際にそれで逮捕された例もあり、逃げ得は決して許されない。SNS上では、「罰金など払う必要はない」というとんでもない投稿を見かけたが、日本人の品位を著しくおとしめる行為であり、絶対にやめてほしい。

覆面検札など、乗客をだます卑劣な行為だ、と非難する声も聞かれる。だが、正しいチケットを購入し、きちんと刻印していれば、検札を受けても問題はないはずだ。だます、卑劣と非難するのは、少々お門違いである。

観光客を狙い撃ちにして検札をしており不公平だ、という声もあった。これは国や都市によって事情が異なるし、筆者の目から見れば、狙い撃ちも何も全員チェックされているから、差別も区別もしようがないというのが本音だ。捕まった人から見れば、差別があったと疑いたくなる気持ちもわからなくはないが、これも結局は言い訳にすぎない。

ドイツ・ハノーファのシュタットバーン(都市鉄道)の刻印器はホームにある。ルールは都市によって異なる(撮影:橋爪智之)

なぜ最近トラブルが目立つのか

昨今、日本国内における外国人観光客の振る舞いについて、快く思わないという意見を頻繁に目にする。「日本に来るならきちんと勉強してからにしろ」「日本語を学んでこい」という話は、この信用乗車についてはそっくりそのままブーメランで返ってくる。旅行前に信用乗車方式をきちんと理解し、正しいチケットの買い方・使い方を知っていれば、高額な罰金を払うことにはならないはずだからだ。

しかし、昔からある信用乗車方式で、なぜ最近になって不正乗車で捕まったという話が多く見られるようになったのだろうか。これはあくまで仮説にすぎないが、筆者はインターネットの普及こそが、このトラブルの一因ではないかと考えている。

パリでも郊外は自動改札機が設置されず、完全な信用乗車方式となる(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】日本人トラブル多発、欧州「切符買ったのに罰金」の罠 路面電車やバス「ルール知らなかった」通用せず(21枚)
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数