有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

日本人トラブル多発、欧州「切符買ったのに罰金」の罠 路面電車やバス「ルール知らなかった」通用せず

11分で読める
ヨーロッパ 路面電車 信用乗車方式
ヨーロッパの路面電車など都市交通は乗務員がチケットを確認しない「信用乗車」が多い(撮影:橋爪智之)
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

不正乗車トラブルで罰金を請求された人の話をまとめると、そのほとんどが信用乗車方式のルールを理解していないことに気づく。さらに調べていくと、その多くは各都市の交通事情についてまったく調べていないか、調べていたとしてもよく分かっていなかった、あるいはどこを調べたらいいかわからなかった、といった話に行き着く。

まだインターネットが今ほど普及しておらず、スマホやタブレットもなかった時代、多くの旅人はガイドブックを片手に旅をしたものだ。

ガイドブックは、各国各都市の観光ガイドやホテル、レストラン情報だけではなく、各国の政情や通貨、治安、交通事情など、旅に必要な情報をほとんど網羅している。信用乗車方式を含む、各国の公共交通機関の乗り方についても解説されている。旅に出かけるとき、ガイドブックを買って、往路の飛行機の中で暇つぶしに読んでいると、自然とこうした情報も頭に入ってきていたし、現地到着後にわからなければ、そこでガイドブックを読み返すこともできた。

プラハの地下鉄入り口にある日時刻印器(撮影:橋爪智之)
【写真をもっと見る】ヨーロッパの「信用乗車方式」の地下鉄や路面電車。正しい切符を買っているのに「罰金」を取られないためにはどうする?乗る前に切符を通す「刻印器」や改札のない地下鉄駅、そしてヨーロッパ各地を走る路面電車の姿

訪問先のルールを理解して旅を

インターネットは、自分の知りたい特定の情報を探すことに関しては長けている。だが、それ以外の余分な情報については教えてくれない。目的地の都市の観光スポットについて調べることはあっても、公共交通機関のチケットの買い方や乗車時の注意点などを事細かに検索する人は少ない。本のように「強制的に」目に入ってくるわけではないから、調べたとしても興味がなければ斜め読みをしてしまうだろう。

インターネットの普及によって、私たちの生活は格段に便利となったが、その一方で、今までは当然だったことが知らず知らずのうちに失われているのではないか、ということをこの一件で再認識させられた。

目的地だけでなく、交通手段の利用方法といった現地のルールについても忘れずに調べることが重要だ。

【写真を見る】日本人トラブル多発、欧州「切符買ったのに罰金」の罠 路面電車やバス「ルール知らなかった」通用せず(21枚)
鉄道最前線の最新記事はX(旧ツイッター)でも配信中!フォローはこちらから

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数