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「男性はみんな好きだった」元祖・癒し系女優《飯島直子》が今、女性から逆転支持…「脅威解除」というフシギな現象のわけ

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飯島直子
飯島直子さんといえば男性人気を象徴するタレント。今、女性から熱視線を集めています(画像:BSフジ「飯島直子の今夜一杯いっちゃう?」公式サイトより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授
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そして目尻のしわは、まさにこの笑顔が長年積み重ねられてきた証しでもある。老いのサインの一部は、隠すべき欠点ではなく、「よく笑ってきた人」であることの温かい証拠なのだ。

自身の「老い」について、田中みな実のように努力を見せる道もあれば、飯島直子のように弱さを笑いながら見せる道もある。深刻に告白するのではなく、ユーモアを交えて見せることが、地位や知名度に関係なく、愛嬌として受け止められやすい。

日々アップされている飯島さんの食事写真。手料理には惣菜なども加えられ、そのラインナップに親近感を抱く人も多い(画像:飯島直子公式インスタグラム @naoko_iijima_705_officialより)

老いに対してポジティブな意識を持つ人は「長生き」する

そして、老いへの向き合い方は、見た目の印象だけにとどまらない話でもある。老いに対してポジティブな意識を持つ人は、ネガティブな意識を持つ人よりも、平均で7.5年長生きすることが、26年間にわたる追跡調査で明らかになっている(※7)。

禁煙による寿命延長が2〜3年とされる中で、老いへの意識だけで7.5年という数字は際立って大きい。飯島の"隠さない老い"は、周囲からの好感度にとどまらず、彼女自身の心と体にも、静かによい影響をおよぼしているのかもしれない。

老いや衰えをあえて見せることは、多くの人にとって勇気がいることだ。だが、その振る舞いが、思いがけず周囲の警戒心を解き、より深い信頼や親近感を生むことがある。飯島直子の現在の姿は、その「脅威解除」のメカニズムと、老いと共に生きる知恵の両方を証明しているのかもしれない。

【参考・引用文献】
※1:Festinger, L. (1954) A theory of social comparison processes, Human Relations, 7(2), 117-140.
※2:Tesser, A. (1988) Toward a self-evaluation maintenance model of social behavior, Advances in Experimental Social Psychology, 21, 181-227.
※3:Franzoi, S. L. & J. R. Klaiber (2007) Body use and reference group impact: With whom do we compare our bodies?, Sex Roles, 56(3-4), 205-214.
※4:Robertson, J. (1998) Takarazuka: Sexual Politics and Popular Culture in Modern Japan, University of California Press.
※5:Zebrowitz, L. A. & J. M. Montepare (2008) Social psychological face perception: Why appearance matters, Social and Personality Psychology Compass, 2(3), 1497-1517.
※6:Otta, E., F. F. Abrosio & R. L. Hoshino (1996) Reading a smiling face: Messages conveyed by various forms of smiling, Perceptual and Motor Skills, 82(3), 1111-1121.
※7:Levy, B. R., M. D. Slade, S. R. Kunkel & S. V. Kasl (2002) Longevity increased by positive self-perceptions of aging, Journal of Personality and Social Psychology, 83(2), 261-270.

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