ゆる受験、わが子に合った受験が取り沙汰されてもなお「やっぱりSAPIX生、サピママは違う」と思わせる情報量と戦略が、笑いの中に散りばめられている。
実際、サピママはなぜ最強なのか。
りえ太郎さん自身が、子どもがSAPIXに通っているにもかかわらず、四谷大塚のテキスト「予習シリーズ」が改訂されれば取り寄せて内容をチェックしていたほど、自称・中受オタクであることも大いに関係ある。
しかし、それ以外にも「まずサピママは、スケジュール管理やプリント管理をずっとやり続けているので、戦略性が自然と身に付いている」ことが大きいという。
プリント整理ができないからSAPIX回避の家庭も
SAPIXには冊子になったテキストがない。毎回配られるプリントを元に学習を進めることになる。そのため、サピママ最大の難関はプリント整理というのは、中学受験界隈ではネタのように語られ、それができないからと最初からSAPIXを選択肢に入れない家庭もあるほどだ。
「子どもによって弱点も違いますし、その子に合ったプリントの攻め方を見極める過程があるんです。教材も同じような考え方で作られていて、上位クラスでも中位クラスでも物足りなくならないようにさまざまな種類のプリントが用意されているので、常にそれをやっています。
わが子をどう攻略していくか、ということをつねに考えている。プリント地獄を乗り切るには、それを考えないと太刀打ちできませんから」
そうなると、ママ友同士の情報網もすごそうだが、実は横のつながりはあまりないという。
「他の某大手塾はママ同士の仲がいいという話を聞きますが、SAPIXではあまりありません。どちらかと言うとSAPIXでは上の代から聞くか、SNSやネット上に先輩たちがたくさん情報を残してくれているので、そこから情報を拾っていくんです。
いろんな方のアドバイスがみんな頭に入っていて、必要な情報を取捨しているので、サピママはアドバイス上手な方が多いのかもしれません」

