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ビジネス #新規事業の経営論

「AIは入れた。でも売上は伸びない…」「組織も業績も良くならない…」導入後に伸び悩む会社の"よくある欠点"は?

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AIとビジネスのイメージ
AIを売上創出に結びつけるために必要な視点とは?(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 麻生 要一 『新規事業の経営論』著者・アルファドライブ代表取締役社長兼CEO
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では、どうすればAIを売上創出に結びつけることができるのでしょうか?

ここで重要になるのが、「AIを持ち込むべき領域を見極める」という考え方です。

私たちは、事業活動を大きく3つの領域に分けて捉えています。

【1】DX Area

ひとつは、「DX Area」です。

これは、デジタルによる業務効率化が効く領域です。作業の標準化、情報整理、処理時間の短縮など、既存業務をより速く、より正確に進めるための領域です。

【2】AX Area

もうひとつは、「AX Area」です。

これは、AIによって事業インパクトを出せる領域です。単なる効率化ではなく、顧客接点の増加、提案の高度化、新しい売上機会の創出など、収益構造そのものに変化を起こす可能性を持つ領域です。

【3】Human Area

そして3つ目が「Human Area」です。

これは、現場の肌感覚、顧客の違和感、常識を超える発想など、人間にしか担えない領域です。

3つを区別して、AI活用を考えるのが重要

この3つを区別せず、「とにかくAIを使おう」とすると、AI活用は散らかります。

本来はHuman Areaとして人間が向き合うべき顧客課題までAIに任せようとしてしまう。あるいは、AX Areaとして売上を創るべき領域を、単なるDX Areaとして処理時間削減に閉じ込めてしまう。

これでは、AI投資は経営インパクトを持ちません。

たとえば飲食店であれば、料理そのものをAIが作るわけではありません。料理の味、店の空気、接客の細部、常連客との関係性は、人間が担うべき領域です。

しかし、ターゲット別の案内ページ、SNS広告文、予約導線、キャンペーン訴求、来店後のフォローメールは、AIによって高速に試すことができます。

料理という「Human Area」を大切にしながら、顧客接点という「AX Area」をAIで広げる。

このように事業を要素ごとに分解することで、AIは売上創出に近づいていきます。

AI活用で本当に大切なのは、AIを使うことそのものではありません。

どこにAIを入れると事業が動くのか。どこはAIではなく人間が踏み込むべきなのか。その見極めこそが、AI時代の事業開発における出発点なのです。

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