2025年、活動をさらに進めるため「NPO法人みんなの音もだち」を立ち上げた。
代表理事はタテヅカ2000。理念は「音楽で人を元気にしたい」「一人じゃないと感じられる場を作りたい」。地域の多くの人たちにDJを通して伝えられることがある。夫妻の理念はひとつの形になった。
その理念の最たるもののひとつが、富山県私立高岡龍谷高校でのワークショップだろう。
タテヅカ夫妻は今、この高校で客員講師を務めている。
不定期ではあるが、数カ月に一度、DJとして高校の教壇に立っている。DJ、音楽を通じてのワークショップはもちろん、これまでの経験を基に生徒たちに熱いメッセージを伝えている。また、富山県立氷見高校では「未来講座HIMI学」の講師を務めている。
「いろいろ伝えたいことはありますが、やっぱり人間力が大事だよってことを一番に伝えています」(ナギサ)
ただDJとして音楽を流すだけでなく、人と人をつなぎ人間力を培うためのDJとしての講義である。
「もちろんDJプレイもしますが講義もします。高校ではDJとして盛り上げるだけではなく、生徒の心にちゃんと届くようなメッセージだったり、その本質と向き合っています。それを常に心がけていますね」(タテヅカ2000)
活動は全国、そして世界へ
誤解なきよう改めて伝えると、夫妻は教育現場でDJ論を講義しているわけではない。あくまでも音楽を通じて、学生同士のコミュニケーションの場を作り、心を動かすことを目的としている。それはなにも学生だけに限らない。
シニア向けのディスコ企画や冒頭のマルシェのような地域イベント。きっかけとなった福祉施設などでのDJもそうだ。
タテヅカ2000。若いころからアーティスト、DJとしてクラブやライブハウスなどの最前線で戦い培ってきたその技術、経験は今、子どもたちや高齢者に向けて新しい形のDJとして向けられている。
「やるかやる」タテヅカ2000がいつも口にする言葉だ。病気も経験し、数々の挫折を味わってきたからこそ、伝えられる思いがある。
タテヅカ夫妻の挑戦はまだ始まったばかり。
今後は富山に限らず、全国、全世界にその活動の場は広がっていくだろう。

