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キャリア・教育

【AI相談の落とし穴】相談はできても、人にしか答えられないことを教えてくれる「人類学のコミュニケーション」

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職場は未知の民族であふれてる
「人類学」を活用したコミュニケーションとは、どのようなものなのでしょうか?(写真:metamorworks/PIXTA)

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「あの人、何を考えているんだろう……」
「伝えたつもりなのに、なぜかすれ違ってしまう……」
職場や家庭で、こんなもどかしさを感じたことはありませんか。実はこの悩み、「人類学」で解決できるかもしれません。
そう説くのは、ケニアのマサイ族とのフィールドワークを経て人類学を学び、日本・オーストラリアの企業で営業として働いてきた松木省吾氏です。新刊『職場は未知の民族であふれてる』では、人類学を職場や日常のコミュニケーションに使える実践技術として紹介しています。
AIには読み取れない「言語化されない感情」や「その場の文脈」に、人類学はどう向き合うのか。AIの時代だからこそ輝く、人と人とのコミュニケーション術とは?

AIが相談相手になってくれる時代、人とのコミュニケーションには何が求められているのでしょうか。

先日あるテレビ番組で、寝たきりになった夫の点滴を外すべきか否かをAIに相談しながら、その最期を看取った女性の話が放送されていました。

女性はAIのことを「AIさん」と呼び、その答えに背中を押されながらご家族や医師と向き合い、夫を安らかな眠りへと導いていったのでした。

このエピソードが印象的だったのは、AIが答えを出したからではなく、AIとの対話をきっかけに、女性が家族や医師との対話を重ねた点でした。「AI」と「人」、その双方とのコミュニケーションが大切にされていました。

ChatGPT、Claude、Geminiなど生成AIが普及した今、AIとのコミュニケーションもさることながら、人と人とのコミュニケーションや、人間の身体を通じた営みが改めて大切にされ始めているように感じます。

AIは情報を整理したり、一歩を踏み出したりする後押しをしてくれます。その後、私たちは目の前の人と向き合いながら、自分の考えを伝え、相手の考えを受け止めながら、人とのコミュニケーションによって前に進むことができます。

AIが人と関わるために背中を押してくれる時代だからこそ、筆者が注目しているのが、「人類学」を活用したコミュニケーションです。

人との濃密なコミュニケーションを続けてきた学問がある

『職場は未知の民族であふれてる: 人類学に教わるコミュニケーション技術』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

人類学(特に文化人類学)とは、自分とは異なる文化や習慣の中で生活をする人々を研究する学問です。

文化も生活もまったく違う人々と寝食を共にし、その人たちが生きる現場でその人たちの考え方を理解する。これが人類学です。

人類学の研究を行うためには、違う文化や考えを持った人との濃密なコミュニケーションが必要になります。AIが普及する時代に、多くの人が苦手意識を感じるかもしれない違う考えを持った人とのコミュニケーションの方法を、人類学が教えてくれると考えています。

ここでは、「生成AIと人類学のコミュニケーション」を比較しながら、人類学のコミュニケーションの特徴をご紹介します。

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