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「同居家族がいるのに…」外からは見えにくい"家庭内孤立"という盲点《ひとり暮らしより孤独感が強いのはなぜ?》

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同居家族がいても家庭の中で孤立しているケースは注意が必要です(写真:Fast&Slow / PIXTA)
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さらに、もともと男性は家族とのコミュニケーションが少ない傾向があるとされ、子どもがいても会話が続かないこともある。寡黙で家庭内の交流が細りやすいため、孤立を招きやすい。家でも外でも孤立しがちな男性陣。この傾向は日本に限らず海外でも見られるようだ。オーストラリアやアメリカ、イギリスなどでは、男性向けの集いの場「Men’s Shed」が生まれている。

海外でも男性の居場所づくりが進む

Men’s Shedは、男性が肩を並べて作業しながら自然に交流できる場だ。

特徴的なのは「Not face-to-face but shoulder-to-shoulder(向かい合ってではなく、肩を並べて)」という考え方。男性の場合、対面で向き合って話すことが苦手な人も多いが、木工や修理作業などを一緒に行うことで、無理なくコミュニケーションが生まれるという。

壊れた椅子を直したり、作業のコツを教え合ったりするうちに、会話が途切れがちな男性でも関係性を築きやすい。村山氏は日本の都市部でのMen’s Shedを生み出そうと動き始めている。無口な男性も、何か共通の目的を持てれば互いのコミュニケーションがとりやすくなる。

海外の事例を説明する村山研究部長(写真:筆者撮影)
男性の居場所づくりは海外でも積極的に行われている(写真:筆者撮影)

先ほど、外では人と関わりがあっても、家の中では孤立してしまうことがあると紹介したが、一方で、近所との付き合いがほどよくあり、同居家族以外とも気軽に言葉を交わせる環境があるほど、家庭内で感じる孤立感や寂しさは和らぎやすいことも分かっている。

心身の健康を保つうえでも、外との交流だけでなく、家の中での小さなつながりを意識してみることが大切になる。小さな交わりの積み重ねが、孤立を防ぎ、心身の健康を支える力になるだろう。

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