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「昔は台風のたびに水没」「無骨な石造りの建物が渋すぎ」…地元住民わずか28軒で管理、群馬の"ありえない"共同浴場の秘密

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四万温泉の旅館街の入り口にある石造りの共同浴場「河原の湯」
四万温泉の旅館街の入り口にある石造りの共同浴場「河原の湯」。屋根部分にはベンチがあり、休憩所になっている(写真:筆者撮影)
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河原の湯は無色透明。切り傷ややけどなどに効能がある(写真:筆者撮影)

温泉の「余剰」から生まれた文化

共同浴場とは、いわば温泉の「余剰」から生まれた文化だ。旅館や宿泊施設だけでは使いきれないほどの温泉が常に湧いている。だから地元の人々が共同で使うようになり、やがて観光客にも開放するようになった。

その背景には地質がある。那須火山帯と富士火山帯が接するこのエリアには、草津白根山・榛名山・赤城山など多数の火山が連なっている。地下深くにマグマの熱源があり、地下水が温められて地表近くに湧き出す。

四万温泉では、源泉の多くが川の中にある。そのため川岸に石を積んでせき止め、水圧をかけることで温泉を湧き出させる仕組みが発達した。同じ原理が、後編で紹介する場所でも活用されている。

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