有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

「病院」と名乗って大反響、開業時は2年待ち…月100体・年商3600万円を稼ぐ「持ち主にやさしい」ぬいぐるみビジネスの舞台裏

10分で読める
ぬいぐるみ病院
杜の都なつみクリニック院長の箱崎さん。ぬいぐるみがカメラ目線になるように撮ってもらうのがこだわりだという(写真:筆者撮影)

INDEX

ぬいぐるみを連れ歩いて一緒に写真を撮ったり、同じ景色を見たりする「ぬい活」。その人気はすさまじく、東京商工リサーチの調査によると、ぬいぐるみの販売・サービスなどを主な事業とする34社の業績は大きく拡大しているそうだ。実際、2025年の売上高は849億円、最終利益は54億円。2021年の売上高が504億円、最終利益が28億円だったことからも、その成長具合がわかるだろう。

そんなぬい活を牽引するひとつの要因となっているのが、ぬいぐるみの「擬人化」だ。ぬいぐるみを単なる「物」でなく、「家族」だと考える人が増えたことにより、クリーニングや修理、ぬいぐるみ用の服、連れ歩き用ポーチなど、ぬいぐるみの周辺事業も拡大している。

そのひとつに「ぬいぐるみ専門病院」がある。壊れたり汚れたりしたぬいぐるみ専門で修理を受け付け、丁寧に修復・クリーニングする工房だ。前編では、ぬいぐるみ専門病院「杜の都なつみクリニック」での、筆者の家族とも言えるぬいぐるみ「ドラ・ザ・キッド」の診察と入院について紹介した。後編となる本編では、院長の箱崎さんに、どうしてぬいぐるみの病院を始めたのか、どのように経営されているのか、ビジネス面を取材する。

「ぬいぐるみは家族」わらにもすがる気持ちで修理を依頼する

「私はぬいぐるみが好きなんです」

そう話してくれたのは、杜の都なつみクリニック院長の箱崎さん。服飾の専門学校を卒業後、東北のオーダーメイドサロンで勤務していたそうだ。その後転職し、洋服の修理を受け付ける洋裁店で働いたことが、ぬいぐるみの専門病院を開設したきっかけだったという。

【写真を見る】「病院」と名乗って大反響、開業時は2年待ち…月100体・年商3600万円を稼ぐ「持ち主にやさしい」ぬいぐるみビジネスの舞台裏(28枚)
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数