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キャリア・教育

「2学期の学級崩壊」予兆は今もう表れている…困難な学級を立て直した教師の超具体策「トラブルは仕組みで防ぐ」劇的効果

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小学校イメージ
2学期に学級崩壊する教室はすでに予兆が表れている(写真:つむぎ/PIXTA)
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2学期を安定させるための「授業づくり」のアイデアとして、授業の「モジュール化・ルーティン化」を強くお勧めします。45分の授業をいくつかの短い活動に分け、毎回ほぼ同じ流れで進めることで、子どもたちは「次に何が起きるか」を予測できるようになります。

例えば算数なら、「先生問題(5分)→教科書の内容(30分)→プリント(10分)」という構造を固定します。この予測可能性こそが、不安定な子どもたちに最大の安心感を与え、精神的な安定をもたらします。

さらに、2学期最初の1週間分の授業シナリオと教材研究は、夏休みのうちに完成させておきましょう。2単元分ほどの貯金があることで、「今日の授業、楽しんでくれるかな?」という前向きな気持ちで子どもたちを迎えることができます。子どもの不適応行動の多くは、授業のわかりにくさから始まります。丁寧な授業準備こそが、最大の学級経営であり、トラブル防止策になるのです。

また、夏休み明けは不登校や自死が増える時期と言われています。初日の朝、私は必ずこう伝えます。「今日は登校できただけで100点満点だよ」――これは子どもたちの存在そのものを肯定する言葉です。

1学期の成果がすべてリセットされているかもしれない、という前提で構えてください。焦ってギアを上げようとせず、4月の出会いの日と同じスタンスで、「教えて、褒める」を淡々と繰り返すことが重要です。できなかったことを責めるのではなく、できている子を徹底的に見つけて褒める、その繰り返しが教室の空気を再び温めます。

夏休みは自分を責める時間ではない

先生にとって、これから迎える夏休みは自分を責める時間ではありません。「心の貯金」をつくるための期間です。しっかりと体を休め、自分の中に新しい武器を備えてください。

1学期の課題と向き合うことはつらい作業ですが、教育書を読みあさるなどして学び、自分の中に「信じられる足場」を見つけた時、初めて穏やかな対応力が生まれます。夏休みに培った知識と視点は、2学期の教室を照らす確かな灯りになるはずです。

もし、すでに学級崩壊の状態にあり、絶望の中にいる先生がいたとしても、どうか投げ出さないでください。崩壊している教室とは、いわば「教師自身に問いが突きつけられる教室」であり、そこには必ず「変わりたい」と願う子どもたちの力が存在しています。一通の手紙、あるいは名前を呼んで微笑むという小さな一歩から、奇跡のような再生は始まります。

教育とは、支配や統制ではなく、子どもと共に揺れ、共に立ち上がり直すことです。教室は、子どもだけでなく教師自身が育っていく場でもあります。子どもたちの言葉が響き合い、お互いの居場所が育っていく、そんな新しい2学期を共に創っていきましょう。

東洋経済education×ICTでは、小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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