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シャープ「スマホの次は衛星」衛星通信の新時代を見据え2035年1000億円を狙う壮大な構想

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MEO衛星通信ユーザー端末の試作機(右)
MEO衛星通信ユーザー端末の試作機(右)。建設機械の模型や電波暗室での試験映像とともに展示されていた(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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スマホで使われるセルラー網は、日本に住む人の99%以上が利用できる。だが面積で見ると景色は一変する。地球の7割は海であり、陸地でも山間部や森林地帯にはセルラー網が届かない。シャープの試算では、安定した通信が使える面積は地球全体の約20%にすぎない。だが通信圏外の海上や山奥でも建機の遠隔操縦や船舶の運航管理は必要で、そこに衛星通信の出番がある。

スマホの特許を武器に衛星通信事業に参入する

シャープは6月30日、衛星通信ユーザー端末の事業説明会を開いた。ルクセンブルクに本社を置く大手衛星オペレーターSESとの戦略的パートナーシップを発表し、SESの中軌道(MEO)衛星通信サービス「O3b mPOWER」を2027年から日本で展開すると表明した。自社開発の衛星通信端末とSESの衛星回線を組み合わせ、システム構築から保守運用まで一括で提供する計画だ。2035年に衛星通信事業全体で売上1000億円を目指す。

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