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キッチンでお祈り、ラマダンで動き鈍く…外国人ヘルパーとの「それなりに覚悟が必要」な日常《介護人材不足が深刻な日本で》

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近藤佑次さんとバングラデシュ出身のヘルパー、サニーさん
近藤佑次さんとバングラデシュ出身のサニーさん(写真:筆者撮影)
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近藤さんはスポーツが好きで、自転車競技のBMXやスノーボードなどに熱中していた。専門学校を卒業後は自動車の整備士として働いていたが、24歳のときに不慮の事故で胸から下が動かなくなる障害を負った。

けがを負う前の近藤さん。サッカーや釣り、ミニ四駆などが好きな少年だった(写真:近藤さん提供)

退院後に実家で暮らしていた際、日中はヘルパーを利用し、夜間は親が介護した。近藤さんは頚髄を損傷しているため、体温調節ができず、寝ている間に体に熱がこもり、体温が38度くらいまで上がってしまうことがある。そのため、深夜でも熱を逃がすために体位を変えたり、布団を調整したりする必要がある。

サニーさんに服を着せてもらう近藤さん(写真:筆者撮影)

近藤さんがサービスを利用する社会福祉法人「AJU自立の家」は、文字通り重度障害者でも障害のない人と同じように、地域で自立した生活が出来るようサポートをしている。近藤さんは「自立した障害者の手本になりたい」と、2013年からひとり暮らしを始めた。日中帯と夜間帯のそれぞれでヘルパーが訪れ、生活をサポートする。

友達になった外国人をヘルパーにスカウト

当初、ヘルパーは日本人だけだった。初めての外国人ヘルパーになったのは、たまたま知り合って友だちになったアフリカ出身のエリックさんだ。

近所にあるお寺で知り合い、仲良くなった。一緒に食事をしたり、出かけたりして「友人」として過ごしていたが、あるときエリックさんに「ヘルパーをやらないか?」と持ちかけた。

「重度訪問介護サービスは食事や風呂の介護だけではなく、外出サポートや見守りも含まれます。いつもみたいに手伝ってもらうのでも、(エリックさんの) 生活の保障にもなるし、僕もそのほうが頼みやすいなと思ったので。ヘルパーが見つからないときにも頼めたら、という思いもありました」(近藤さん)

友だちでもあり、ヘルパーでもあるエリックさんと一緒に外出(写真:近藤さん提供)

重度訪問介護従業者の資格は講義10時間、実習10時間の計20時間で取得できる。エリックさんはさっそく資格を取得し、2020年頃から、近藤さんのヘルパーとして活動するようになった。

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