「紳士のスポーツ」といわれ、年配のプレーヤーが多いゴルフ。ゴルフ中の突然死も多く
が60歳以上ですが、なかには40代、50代もいます。
フェアウェイから外れた場所で倒れているのが発見された45歳男性は、なぜ突然死したの
でしょうか。
突然死のリスクが高い「ゴルフ」
緑あふれる広大なコースを歩き、気の置けない仲間と楽しむゴルフは格別です。最近はご無沙汰ですが、私もたまにゴルフをすることがあり、一時期は大学ゴルフ部の顧問もしていました。
近年は若者や女性からも人気のゴルフですが、プレーヤーの半数は60歳以上が占めています。それゆえ、プレー中に突然死する人も60歳以上が多くなります。
ただ、若くても安心はできません。ゴルフ中の突然死の危険度は60歳以上で急激に高くなりますが、突然死そのものは40歳以上から発生しています。
最も多い死因は、心筋梗塞に代表される「虚血性心疾患」です。心臓の血管の動脈硬化によって血流が止まって心臓に酸素や栄養が行き渡らなくなり、短時間のうちに心臓が停止する病気です。
日々運ばれてくるご遺体を解剖していると、20代でもうっすらと動脈硬化が始まっている人がいることがわかります。
そのような人が生活習慣を改善しないまま40代になり、普段運動をしないのに、急にゴルフをしたらどうなるか。
そう、若くても心血管疾患を引き起こす可能性があるのです。

