WAEAには、RokidやINMO、BleeqUpといった完成品ブランドだけでなく、裏でグラスを製造するODMメーカーも名を連ねる。完成品を売る企業と、部品や組み立てを担う企業が、同じ団体に集まっている。団体はAIグラスの評価基準づくりも進めており、26年3月にプロジェクトを立ち上げ、9月のドイツのIFAなどで発表する計画だ。部品の供給だけでなく、製品を測る物差しの面でも、中国勢が前に出ようとしている。
部品メーカーがブランドを持つ
部品や製造を担ってきた企業が、自らブランドを立ち上げる動きも広がっている。会場で話を聞いたGetD(深圳のFuture 3Dグループ)は、08年に映画館向けの3Dグラスで創業し、LGや東芝に部品を供給してきた。メタのVRヘッドセット「Quest」向けアクセサリーにも参入し、25年にはファーウェイやHONORのAIグラスの主要サプライヤーに入った。深圳・宝安に1万平方メートルの工場を持ち、従業員は200人を超える。
そのGetDが、今年から自社ブランドのAIグラスを売り始めた。ブースでは、転倒検知や首の姿勢のモニタリングといった健康機能を備えると説明していた。ブランドを持たない受託メーカーでも、AIグラスを世に出せる時代に入った。会場でも、INMOやRokidのような知名度のあるブランドの隣に、聞き慣れない新興ブランドがいくつも並んでいた。

