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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

月9ドラマ『サバ缶』で聖地化も、福井・小浜が抱える「敦賀から1時間」の壁…"鯖街道"が見出した《観光持続化への光明》

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サバ缶 小浜
ドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』の題材にもなった「若狭宇宙鯖缶」。そのお味は……(写真:筆者撮影)
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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北村さんといえば、『仰げば尊し』(16年、TBS)をはじめ、数々の作品で生徒役を演じてきましたが、本作が初の教師役とのこと。インタビューでは「いつかやってみたいと思っていて、自分の中でとっておいた役」と語っていますが、決して違和感がなく、生徒たちを優しく励ましながら一緒に成長していく教師を体当たりで演じています。

本作で重要な役割を担っているのが、夢に向かう生徒たちを支えた若狭地域の個性豊かな人たちです。「月9」が来たということで、かつてない盛り上がりを見せる若狭地域。その地域の魅力とは何か、実際に訪れて探ってみました。

JR小浜駅前には、本作以外にも舞台となったNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』のパネルが飾られています(写真:筆者撮影)

「宇宙鯖缶」実際に食べてみた、正直な感想

JR小浜駅で下車して海岸へ向かうと、途中には活気ある商店街が続きます。300mほど進むと海岸線に突き当たり、そのすぐ左側には本作にもたびたび登場する小浜のシンボル「マーメイドテラス」があります。

ここにある2体の「人魚像」は、「八百比丘尼伝説」という人魚伝説にちなみ、1976年(昭和51年)4月に配置されました。

人魚の浜海水浴場のそばにある、2体の人魚像が設置された「マーメイドテラス」(写真:筆者撮影)

本作では、北村匠海さんや出口夏希さんの登場シーンの撮影で使われ、すでに多くの人が“聖地巡り”をしているといいます。外に開けた海に向かって2体の人魚の間でたたずんでいると、夢に向かって悩みながらも突き進んだ高校生の思いを感じ取ることができそうです。

ちなみに、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』(2007年)にも登場しています。

海岸線に沿って西に進むと、古くからの港町・城下町の面影を色濃く残す「小浜西組重要伝統的建造物群保存地区」があります。若狭国小浜藩の初代藩主・京極高次が小浜城築城の際に、武家と町人が混在した町を整備しました。そのとき町人地を東・西・中の3組に分けたのです。

現在も、明治から昭和につくられた建物が点在しており、かつて茶屋町だった三丁町(さんちょうまち)には、『サバ缶、宇宙へ行く』にも登場する明治期の芝居小屋「旭座」が移築復原されて残っています。

歩いているだけでどこか温かく、タイムスリップしたような不思議な感覚になります。

レトロな町並みが美しい、重要伝統的建造物群保存地区「小浜西組」(写真:PIXSTAR/PIXTA)
明治期の芝居小屋「旭座」では、『サバ缶、宇宙へ行く』の生徒が研究発表をするシーンが撮影されました(写真:筆者撮影)
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