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W杯チュニジア戦「ブラジルと引き分けた難敵」の本当の強さ…日本が「3位でグループリーグ突破」では"絶対にダメ"な理由

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日本代表 森保ジャパン
W杯のオランダ戦を引き分けたサッカー日本代表。チュニジア戦をどう迎えるか(画像:日本サッカー協会公式Webサイトより)
  • 小宮 良之 スポーツライター・小説家
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だが、ドイツ、イタリア、スウェーデンに歯が立たず、グループリーグ敗退で大会を去ることになった。

「日本は確実に強くなったんですが、世界も強くなっていて……そこに差を感じました」

選手たちはそう振り返っていたが、現実を突きつけられた形だった。その後で行われたワールドベースボールクラシック(WBC)でも、似たような現象が起こっている。

連覇を目指していた日本代表は、大谷翔平を筆頭にメジャーリーグのスーパースターを揃えて意気軒昂だったが、準々決勝でベネズエラに力負けで屈した。

ベネズエラは南米の中では唯一、野球がサッカーより人気があり、メジャーリーグにも多くの選手を輩出する強豪だが、王者である日本にとっては伏兵のはずだった。

「各国も強くなってきた」

それが監督や選手の口から洩れてきた感想だった。

森保ジャパンも「史上最強」と言われ、着実に戦力は増した。しかし他の各国も、強くなってW杯にやって来る。弱くなった敵は淘汰されているので、同じ舞台に立つ相手は強敵と考えるべきだ。忘れてほしくないのは、強くなったのは自分たちだけではない、という事実である。

名将ディエゴ・シメオネは「一試合一試合」を信条にしているが、森保ジャパンも、その精神でこそ見られる風景があるだろう。「最高の景色」は、その集積でしかない。決して「最高の風景」が先にあってはいけないし、その根拠にテストマッチの結果を参考にするなど持ってのほかだ。

ブラジルがいまだ優勝候補であるのも事実

今回の北中米W杯は参加国が32か国から48か国に増えた。これによって、グループステージから決勝トーナメントに進める国も増えたが、決勝トーナメントもラウンド16ではなく、ラウンド32からのスタートになった。ベスト8に勝ち進むには、単純に1試合多く勝たなければならなくなったのである。

グループFの日本が1位、もしくは2位で突破した場合、グループCのブラジル、モロッコ、スコットランド、ハイチの1、2位と対戦する。実力通りなら、日本はブラジル、モロッコのどちらかと対戦する可能性が高い。どう見積もっても、旗色が悪い相手だ。

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