目の前でマシンが攪拌するため、出来たて感はある。ただ、それが味や品質にどう結びついているのかまでは、店頭で強く説明されているわけではない。
飲み物以上、食事未満の利用シーン
実際に何度か購入してみると、セブンカフェ スムージーは、想像以上に利用シーンが広い商品だった。朝7時過ぎには朝食の代わりに、夕方にはおやつ代わりに、別の日の夕方には小腹満たしに、夜遅い日には少しだけ何かをお腹に入れたいと考え手に取っていた。
飲んでみると、素材の舌触りが残る。さらっと喉を通る飲料というより、咀嚼に近い。味覚でもっとも印象に残ったのは、さつまいもミルクスムージーだ。濃厚さがあり、さつまいもの食感も残る。飲み物というより、夕方の小腹を満たすおやつに近い。視覚でもっとも印象に残るのは、グリーンスムージー。カップの中には緑の野菜や果物がわかりやすくそのまま入っており、マシンで攪拌されて初めて飲める状態になる。冷凍状態から調理後の変化を1番感じた。
価格は、コンビニ飲料として見ると安くはない。300円台から400円台の商品もある。ただ、飲料ではなく、朝食代わり、おやつ、小腹満たし、夜の軽食にも入り込める商品として見ると、受け止め方は少し変わる。
実際に時間帯や用途を変えて利用してみると、売り場では想像以上に種類が多く、選ぶ楽しさがある。一方で、店舗によって置いている商品には差があり、目当ての商品が必ずあるとは限らない。
都内では、ビジネスパーソンがスムージーを片手にセブンから出てくる姿も見かけた。一場面にすぎないが、スムージーが日常の移動や仕事の合間に入り込む商品であることは想像しやすい。
6月10日の半額施策で見えたのは、一時的な混雑ではなかった。すでに2億4000万杯まで育ち、店頭でひとつのカテゴリーとして存在を強めながら、まだ伸びしろも残している。セブンカフェ スムージーは、飲料棚の商品としてではなく、セブンカフェの次のカウンター商材として育てられている。

