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"毎日AIを利用する"のに「機密情報入れない」で止まっている企業の危うさ、CISOが押さえておきたいAIセキュリティの基本

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オフィスで仕事をするビジネスパーソン
AIを安全に利用するためのセキュリティ対策は追いついていないのが現状だ(写真:Graphs / PIXTA)
  • 高橋 正和 Preferred Networks AIガバナンス推進・セキュリティアーキテクト
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今回は「Secure Use of AI(AIを安全に使う)」に焦点を当て、以下の4要素で構成するモデルを提案する。

1. AIシステム利用に伴う技術的リスク

データとプライバシーの保護、新たな攻撃経路・脆弱性の出現、脆弱性情報の突発的な公開(ゼロデイ開示など)が含まれる。

2. AIの出力に起因する倫理的・意味論的リスク

不正確または偏った情報の生成(ハルシネーション)、不公平・差別の誘発、著作権などの権利侵害が該当する。

3. 攻撃者によるAI悪用に起因するリスク

AIを悪用した高度なサイバー攻撃など、外部からの脅威を指す。

4. 統制・ガバナンス

社内規定、ガイドライン、監査などの運用管理体制が含まれる。

AIアプリにおけるデータの所在と流れ

AIセキュリティを考えるうえでは、データがどこに存在し、どのように流れるかを把握することが不可欠だ。

AIアプリが扱う主なデータは、①AIモデルが保有する学習データ、②プロンプト(ユーザーの入力)とAIアプリの応答、③ファイルサーバーやメールボックス等の外部サービスのデータ、④RAG(社内データのAI参照を補助するためのデータベース)などの4つに整理できる。

◎AIアプリが扱う主なデータ

(画像:筆者提供)

この分類に基づいて、「組織外への情報漏洩リスク」と「社内での情報漏洩リスク」について見ていこう。

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