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コンビニが「市役所」や「見守り拠点」に──高齢化ニュータウン再生に挑むローソンとKDDIの新構想

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ハッピーローソンタウン池田伏尾台店のオープンセレモニーで、地元の子どもたちと記念撮影に臨んだ(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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これらの品揃えは、こたつ会議で住民から出た声を反映したものだ。惣菜や出来立てのパン、気軽に買える生鮮品がほしいという要望を受けてエイチ・ツー・オー リテイリングに相談したところ、近隣に惣菜とベーカリーの工場があり、直送で協力できることになった。

阪急デリカの工場から直送されたベーカリーが棚に並ぶ(写真:筆者撮影)

イートインも通常のコンビニとは趣が異なる。テーブル席やカウンター席に加え、靴を脱いで上がれる小上がり(21席)も備え、総席数は64席にのぼる。子どもから大人のグループまで、輪になって時間を過ごせる空間を意図したという。店内には約100冊の絵本を読めるコーナーも置いた。屋外には芝生の広場と、池田市内から大阪市内まで見渡せる展望テラスを備える。広場ではイベントやナイトシアターの開催も検討している。

テーブル席やカウンター席を備えたイートインスペース。窓の外には芝生の広場が広がる(写真:筆者撮影)

行政相談をAIアバターがこなす

店内で目を引くのが、KDDIの技術を使ったサービスだ。入り口近くには「池田市AIサポーター」と呼ばれるAIアバターが立つ。「カエデ」という名前のキャラクターで、画面に話しかけると行政手続きや地域情報を案内する。

左がAIアバター「カエデ」の画面、右が「Pontaよろず相談所」のブース入り口(写真:筆者撮影)

実際に空き家の相談について尋ねると、カエデは市の空き家バンクの仕組みを説明した。コンビニで交付できる証明書について聞くと、マイナンバーカードがあれば住民票などを取得でき、手数料が窓口より安いと答えた。市役所に行かなくても、ローソンで簡単な行政案内を受けられる仕組みだ。市の職員にとっても、AIが一次対応を担うことで窓口業務の効率化につながる。

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