6月2日から開催されている世界有数のIT見本市「COMPUTEX台北」(以下、コンピュテックス)。その期間中に、エヌビディアやインテル、アーム、クアルコムなど世界の半導体トップ企業が次々にAI向け製品や技術についての発表を行った。
各社が見据えるのはエージェント型AIが普及する時代だ。クアルコムのクリスティアーノ・アモンCEOは「2026年はエージェントの年だ」と宣言した。
エージェントAI時代、競争領域拡大
すでに普及している対話型生成AIは利用者が質問などを入力し、それに答えることが中心的な機能だった。それに対してエージェント型AIは利用者の意図を理解したうえでアプリケーションやツールを用いて作業を自律的にこなしていくAIだ。まさに個人秘書のような存在となる。
入力されたプロンプトにただ対応するだけでないAI。それを動かすための半導体やサーバーが新たな競争領域であり、各社はこぞってその需要を取り込み、成長につなげようとしている。
エージェント型AIに対応するにあたり、何が大きく変わるのか。わかりやすいのは、今回量産を開始したと発表されたエヌビディアの次世代AIサーバー「ヴェラ・ルービン」だ。エヌビディアは次世代AI半導体として「ルービン」を開発すると24年に発表した。AIは膨大な情報を処理することが必要なため、並列処理能力に優れているGPU(画像処理装置)と呼ばれる半導体が使われ、ルービンもGPUである。
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