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《50代の選択》那須移住して「高齢者向け住宅」に住むことに…ゆるやかな繋がりで自分らしい生き方を見つけた人たちの話

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エンドウさん
小学校だった場所を改修し作られた「高齢者向け住宅」での暮らしについて聞いた(画像:那須まちづくり広場提供)
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リビングの引き戸を開ければ寝室。広いリビングの角に勉強用のデスクを設置(撮影:白石知香)
トイレ→洗面台→洗濯機が1室に1列に並んだコンパクトな間取り。「トイレと風呂場は、窓から外気が入り込んで寒暖差が生じるため、DIYで簡単な内窓を設置しました。内窓により、冬場の室温は3~5度ほど上昇しました」(撮影:白石知香)
玄関には大学の課題で作った1/20~1/50の模型を飾っている(撮影:白石知香)

香害に悩み閉店したカフェ。那須だから再出発できた

50代・庄司さんの場合

「那須まちづくり広場」は、高齢者向け住宅だけではなく、通常の賃貸住宅もある。50代で多世代賃貸住宅「ひろばの家・那須3」に入居をした庄司さん夫妻は、那須まちづくり広場内にあるベーカリーとスペシャルティコーヒーの「コトリコーヒー」の店主でもある。

もともとは宮城県で地域に根差したベーカリーカフェを営んでいたが、「化学物質過敏症」を夫婦で相次いで発症したことで、店を閉めざるを得なくなった。いわゆる「香害」と呼ばれるものだ。

「カフェを続けていくために、お客様に合成洗剤や香料の自粛をお願いするなど、必死に試行錯誤を繰り返しました。しかし、目に見えない香害への理解を得ることは想像以上に難しかったのです」と、庄司さんは当時を振り返る。結局、2019年にカフェは閉店となった。

「当時はまだ“香害”の認知度も低く、なんで? と言われることも多かったんです。特に常連のお客様に言われたときはきつかったですね。

ネット上で『人のせいにするな』、『体質を変えればいい』とバッシングにあったときはかなり辛かったです。ただ、同じ症状に苦しむ方たちから『発信してくれてありがとう』という言葉をいただいたときはうれしかったです」

その後、パン・コーヒーの製造・委託販売を続けてきたが、当時は暗いトンネルの中にいたような気持ちだったと振り返る。

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