嵐の“CMジャック”の話に戻るが、これは「大規模プロジェクト」と言っても過言ではないと思う。1回限りの放送だったが、だからこそ失敗は許されない。
民放5局の同一時間の広告枠を押さえ、並行して質の高いCMを制作するというのは思いのほか大変なことだ。
ちなみに、嵐の活動休止前の20年に、彼らの冠番組だった『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で流れた13社の広告主による合同CMは、博報堂と博報堂ケトルが主体となって実施されている。
16年に放送された『SMAP×SMAP』最終回でオンエアされたソフトバンクの特別CMは、電通が手がけている。
この規模のプロジェクトを実現できるのは、電通か博報堂クラスの大手広告会社くらいである。
後の活躍に貢献するようなキャリアパス
小原さんが就職した博報堂の営業職は、主に広告主(テレビ・ラジオ用語では「スポンサー」)側と向き合って、広告やそれに関する一連の業務の管理を行う。
一方で、途中で異動した博報堂DYメディアパートナーズは主にメディア側と向き合い、メディアの広告枠を買い付けたり、メディアを活用したビジネスを推進したりする。
今回のCMジャックは、広告主(スポンサー)は、株式会社嵐か、STARTO ENTERTAINMENT(あるいは両社)で、メディアはキー局5局となる。
小原さんが本プロジェクトにどう関わったのかは不明だが、少なくとも広告主側とメディア側両方の業務を経験しているから、どちらに関わっていても不思議はないし、両方に関わっている可能性もある。
