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「ビジュアルに統一感がなかった」「刷新後、社内から不評の商品も」…トンボ鉛筆「MONO」はいかにしてブランドになったか

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「MONO」消しゴム
青・白・黒のトリコロールカラーが印象的な「MONO」ブランドの誕生秘話(写真:株式会社トンボ鉛筆)
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そこで2001年(平成13年)、トンボ鉛筆は大手広告代理店と手を組み、「MONO」ブランドの「価値」を規定するプロジェクトを立ち上げた。

1年かけてブランドを「言語化」

プロジェクトは市場環境の分析や、「MONO」ブランドの強みと弱みを洗い出すことから始まった。さらに、消費者が「MONO」をどう見ているかを客観的に分析した上で、顧客価値を規定し、VI(ビジュアルアイデンティティ)の運用ルールも策定した。

約1年かけて取り組んだ末、言語化されたブランドステートメントは「日々の知的活動を完璧にサポートする、シンプルでスマートなデスクの右腕」に決まった。これらはプロ向けの筆記具から始まった「MONO」が体現してきた本質を、改めて言葉に落とし込んだものだ。

同じく、このタイミングで決まったのが、青・白・黒の3色をブランドの基軸に据えることである。「MONO」ブランドに対する認知・連想・愛着はロゴタイプ(文字)ではなく、シンボルマークのトリコロールカラーに集約されていると考えたからだ。

「色の組み合わせ変更はNG」「単色使いの場合は濃淡のみで表現する」――細部にわたって規定されたガイドラインが、以降のブランドビジュアルに統一感をもたらしていくことになる。

のちに、「MONO」ブランドの製品パッケージのフォーマットとなったのが、2005年(平成17年)に発売された修正テープ「MONO CC」だ。

通常、文具のパッケージは特徴を伝えるキャッチコピーを、所狭しと並べる傾向がある。けれど、そのほとんどをなくして徹底的にシンプルな外装に変更した。「商品の品質は、シンボルマークでまかなえる」――そう信じたからだった。

修正テープの前パッケージ(写真:株式会社トンボ鉛筆)
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