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巨人・阿部前監督「即辞任」が騒動を長引かせた「善意のパラドックス」という皮肉…13万人が署名も《復帰は困難》なワケ

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阿部慎之助
家族間で起きた問題が日本中で議論を呼ぶ大騒動となった、巨人の阿部慎之助前監督(写真:スポーツ報知/アフロ)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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実際、阿部氏の復帰を求めるオンライン署名が立ち上がり、13万件もの賛同を集め、前倒しで終了する結果となっている。

他にも、実業家のひろゆき氏、弁護士の橋下徹氏、お笑いコンビのブラックマヨネーズ吉田敬氏など、阿部氏の辞任に反対する有名人は少なくない。ちなみに、落語家の立川志らく氏は、YouTubeで「おい、ジャイアンツ、阿部監督をやめさせちゃだめだよ」「ただの親子げんかじゃねえかよ」と語っている。

世論は擁護派が優勢のように見えるが、巨人軍は球団の中でもコンプライアンスに厳しく、規律を重視する。ちなみに、巨人軍では茶髪、長髪、ヒゲは原則禁止など、他球団より厳しいルールが課されている。

山口寿一オーナーも「暴力を振るった事実は重く、監督を続けることは許されないと判断しました」と発言している。

読売ジャイアンツ創立者の正力松太郎氏が唱えた「巨人軍は紳士たれ」の理念は現在でも生きているのだ。世論が阿部氏に擁護的だったとしても、巨人軍の規範や山口オーナーの意向を考えると、早期の監督復帰は難しいと言わざるをえない。

最終的な決定権は読売グループにある以上、十分にほとぼりが冷めたとしても、その時点で阿部監督が巨人軍にとって必要な存在と見なされるか否かは、現段階では何とも言えない状況だ。

大前提となる事実関係が不明でモヤモヤがつのる

ここまで騒動が収まらないのは、本事案に関して、議論を呼んでいる話題がいくつもあることが大きい。

1. 事件の真相に関して
2. 阿部氏の監督辞任の是非、監督復帰の可能性
3. 長女に対する意見
4. 生成AI利用の是非
5. 児童相談所や警察の対応の是非
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