いちごってなかなか食べ飽きず、たくさん食べられるのが不思議です。食べても食べても、「まだいける」と、すぐに自分でもいくつ食べたのかわからないほどになりました。
「なんかさ、この辺りのいちご、特に甘くない?」
ハウスの奥のほうで、妹が言いました。言われてみれば、ほかのスペースのいちごより一段甘い気がします。
「うん、甘い!」
「だよね。何が違うんだろう」
品種は同じはずなので、日当たりか、人に採られた実が多いか少ないかの影響か、それとも私たちの気のせいか。わからないけど、確かに私たち2人ともが甘いと感じました。娘は「よくわからない」と曖昧でしたが……。
ちなみに、ハウス内にいたいちご農家の方に「特に甘いいちごがある一帯、ありますよね」と尋ねたところ、笑顔で「味の差に気づく人は舌が肥えています!」と、イエスともノーとも言えない答えをいただきました。
「あと1個だけ」を何度か繰り返し、いちごでお腹いっぱいになった私たちは、ハウスを出て、再びバスに乗り込みました。目指す最後の場所は、伊香保温泉の石段街です。
伊香保・石段街の365段に…
せっかく温泉街に行くのに温泉に入る時間はありません。残念ですが、これだけ盛りだくさんの行程を日帰りでこなすのだから、ぜいたくは言えないのです。
伊香保温泉の石段街、その真下にバスは乗りつけました。365段あるという石段、その横にさまざまな土産物屋や飲食店がみっしり連なっています。階段を登り始めて、想像以上にきついことに気がつきました。娘はひょいひょい上がっていきますが、私はすぐに疲れてしまいました。
