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「改造するなら自分の家でやれ」——父の一言で400万の古民家を購入、"魔改造"でやりたい放題いじり倒す「贅沢な家時間」

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改修前の様子
古民家を自分の好きなように改修したらどうなったのか?(写真:アルフレッシュ)
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見つけた時点での家の価格は800万円。「んんん、これは妥当なのだろうか」。悩んだ山本さんは専門家に相談しようと県内津市でリノベーション事業を手掛ける株式会社アルフレッシュに問い合わせを入れた。

普通なら不動産会社に相談となるところだろうが、同社は不動産会社の仕事である物件探しから工務店の仕事であるリノベーションまでをワンストップで引き受けており、不動産会社、工務店と別々に相談する手間がない。

相談を受けた同社の山口浩輝さんは物件のすぐそばに住む大家さんを訪ねた。話をしてみると空き家バンクで「価格は所有者が自分で決めて」と言われたので適当(!)に決めたという。空き家バンクに掲載した金額には根拠も、その金額でなければ絶対に売らないという強い意思もない様子。

そこで空き家を見たがっている、買ってくれるかもしれない人がいると話を進め、最終的には400万円で売ってもらうことになった。

「それから銀行の融資を受けるまでが大変でした。土地が7筆か、8筆に分かれていたうえに昔の公図からは位置の確定が難しかったのです。山の上に塀、井戸があるのですが、『ウチの土地はあの辺くらいまでですかねえ』と所有者さん。

お隣さんも『その辺じゃないですか』と適当で、でも、銀行は境界を確定しないと困ると仰る。地方の土地、特に山では境界線がはっきりしていないことはよくあり、それで誰も困りません。最終的には確定はしないものの、関係者がこの辺が境界らしいという場所を撮影、それで融資を受けました」と山口さん。

都市部の場合、境界線が10cm違うだけでも差額は大きくなるが、地方では1m、2mあるいはそれ以上ずれていたとしても価値も税金もさほど変わらない。もし、地方で山を買う時にはそんなことは"あるある"だと思っておこう。

工事前の全景。家の左手のサッシがある部分に和室が4室あったが、そのうちの左の2室を車庫に充てた(写真:アルフレッシュ)
室内の状況。空き家を見慣れていない人はこの程度でも絶望的な気分になるが、大丈夫、手を入れれば住めるようになる(写真:アルフレッシュ)

6DKを1LDKに改装

購入後は最低限のリノベーションを行った。大きな傾き、気になるほどの雨漏りは無かったものの、昭和40年代に建てられた和室6室に土間のある6DKでトイレは外、無断熱という家は今どきの暮らしにはやや辛い。

そこで屋根、柱、梁を残してスケルトンにした後、和室2室を車庫に、その隣の和室2室をリビングにして、残りの2室を水回り、寝室にするという改修を行った。6DKを1LDKに改装したのだ。屋根や外壁も必要な部分には手を入れた。

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