「移住相談を受ける中で、免許はあるけど車を持っていない方がけっこういらっしゃったんです。家族で1台はあるけれど、2台目の購入を迷っている方もいました。
それを受けて移住後の暮らしに役立つよう、社用車だった車をカーシェアとして使えるようにしたところ、 “車なし移住”みたいな方たちにハマったんです。また、2台目が必要かどうかをカーシェアで判断し、その後、購入した方もいらっしゃいます」
子の教育のために移住する人が増加
入居者は、単身者や夫婦、子どものいる家族などさまざまだ。
乳幼児のいる家庭もあれば、小学生の子どもを持つ家庭もある。2拠点生活の人もいた。年代も一様ではなく、これまで20〜70代まで幅広く入居してきた。
移住前に暮らしていた地域は、関東圏をはじめ、山形、岐阜、愛知、静岡、京都、大阪、鹿児島、長崎など、全国に及ぶ。いわゆる「都会に疲れたから地方へ」という移住像では捉え切れない。
ここ2〜3年で増えているのが、教育をきっかけにした移住だ。近年、佐久市周辺で私立の小学校が新設され、臼田地区では、23年に公立小学校4校が統合し、新しい小学校が開校した。佐久の教育環境に関心を持ち、子どもの入学に合わせて移住を検討する人が増えている。
「5年前に始動したときは『長野県で暮らしたい』『せっかく引っ越すなら面白い場所に住んでみたい』といった理由が多く、教育という言葉はほとんど聞きませんでした。それがここ数年で、教育をきっかけにした問い合わせを多く受けています」
