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「ヘドロ汚れがドバドバ」浴槽の配管内を"見える化"した「ヘドロトルネード」が洗浄剤市場に開けた風穴

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ヘドロトルネード
浴槽にお湯を張って洗浄剤を流し込むと、配管内部に溜まった汚れが出てくる(写真:リベルタ)
  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
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同商品が属する「インバス市場」(浴室内で使用する商品類)は約3500億~4000億円という巨大市場だが、その中心は毎日使うシャンプーやコンディショナー、ボディソープなどだ。

インバス市場のうち、バス回り洗浄関連(お風呂用洗剤やカビ取り剤など)は約400億~500億円といわれる(調査会社や品目など集計対象の範囲によって数字は異なる)。

その中でも「風呂釜の配管洗浄」は、少しニッチな市場だ。一般読者がイメージする競合商品は「ジャバ」(1983年発売、現在の販売元はSCジョンソン)になるだろう。

「ジャバ」は発泡による除菌と洗浄を目的とした1剤式(パウダータイプ)の洗浄剤(実勢価格は約400~500円台)。日常的な雑菌の除去と軽い汚れの洗浄に向く。

「ヘドロトルネード」は、前述した洗浄カップに2剤式=酸性のA剤(先入れ)と弱アルカリ性のB剤(後入れ)での化学反応で、溜まったヘドロや皮脂などを落とす商品だ。

ビフォー/アフター映像の強烈なインパクト

ヒットした要因はSNSの存在が大きい。同商品の洗浄動画はSNS累計で6000万回以上を記録(本稿執筆時)。ヘドロ状の汚れが浮かび上がる様子が衝撃的で拡散。TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートといった短い動画にも向く素材だった。

 

配管に汚れが溜まっていれば、こんな状態になる(写真:リベルタ)

「例えば、暮らし系・掃除系インフルエンサーの方も、今や単なる商品紹介では視聴者はなかなか反応してくれません。やはり“ビフォー/アフター”が明確で、『こんな効果が出た!』という絵面(えづら)を期待されるのです。当社も以前から、“可視化できる商品”を意識して開発してきました」

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