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「あのちゃん」降板騒動、バッシングは行き過ぎか? 炎上の裏側にあった「見逃し偏重主義」のいびつ

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あのちゃん
あのちゃんが番組内で「嫌いな芸能人」の名前を言ったことが炎上を呼んだ(画像:「あのちゃんねる」Instagramより)
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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そのリスクを想定していたのであれば、鈴木さん側に話を通したうえで、オンエアすればよかった。もちろんそれは「やらせ」の一種であり、番組の面白さを弱めかねないが、昨今のコンプライアンス意識の高まりを考えると、選択肢の1つであっただろう。

「あのちゃん像」を作った冠番組は、なぜズレたのか

制作サイドにおける最大の落ち度は、名指しされる側、今回であれば鈴木さん側の反応を予期していなかったことだ。もし事前に根回ししないのであれば、「ジョークとして通じる相手か」を、しっかり見極めるべきだったのだろう。

とばっちりを受けた“被害者”に話題性を付けさせるのも、SNSやネットニュースに宣伝を担わせるのも、はっきり言ってしまえば、番組制作側がやるべきことを一方的に外注している行為に他ならない。

「ぶっちゃけネタ」は、切り抜きによるバズが起きやすい反面、延焼したときに消火しづらい。そうした特徴を持つだけに、あらゆるリスクを事前に軽減させて、コントロールすることが重要なのだ。にもかかわらず、それが機能していなかったのが、今回の事案における問題点と言えるだろう。

そもそも「あのちゃんねる」は、一般的な知名度が高まる前の2020年から放送されている、あのさん初の冠番組だ。地上波からCS放送、YouTubeなど、放送される場所は移り変わったが、「あのちゃん像」を形作る場所として機能していたように思える。

しかし地上波放送の場合には、視聴率なりTVer再生回数なりの“数字”が求められる。そうした変遷もまた、ズレの要因になったのではないだろうか。

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