森田:「よっぽど」おいしいということは、作る側はわかっているんですよ。ただ、私の大好きな皆既日食と同じで、その素晴らしさは自分で体感してみないとわかりません。一度味わってみたら、きっと「次も」と思うようになるはずです。
そんな島バナナのおいしさをたくさんの人に知ってほしくて、島バナナ協会は種の研究やブランド化にも熱心に取り組んでいます。私もできる限りのことをしていますが、本業はお天気であり、体力的にも沖縄に頻繁に行くのは難しくて。
そこで、現在は主に東京で情報発信をするという役割でやらせてもらっています。もっと若くて体力のある方が参加してくれたら、私の知識をお伝えしていきたいとも思っているところです。
旬のバナナとそうでないバナナは大きく違う
窪田:沖縄出身の方など、島にもバナナにも愛着を持って取り組んでくれる後継者の方が見つかるといいですね。私もぜひ一度、沖縄に行って小笠原種のバナナを食べてみたいと思います。旬の時期はあるのですか?
森田:8月から11月までの4カ月ぐらいがお薦めです。10cmに満たないぐらいの小ぶりなもので、しっかり黄色くなっていて、少し黒い斑点が出るぐらい熟しているものが酸味があっておいしいですよ。
時期外れのものを食べると、「なんだ、そんなにおいしくないじゃないか」と思ってしまう恐れがあるので、ぜひ一番おいしいところを召し上がってください。旬の島バナナは皆既日食で、それ以外の季節は部分日食のようなもの。それぐらいの差があります(笑)。
窪田:よくわかりました。タイミングを大事にして食べてみます。

