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ビジネス #AI大失業が来る

「あなたの番はいつか?」…AIの代替で「消える仕事・残る仕事」と「時間軸」を見分ける8つの視点

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細かく仕分けしていくと、今後AIに代替されにくい仕事もはっきりしてくる(画像:lightsource / PIXTA)
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今年1〜2月、「SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の死」と呼ばれるショックがアメリカを中心とするソフトウェア株を襲った。かねて成長セクターだった企業群の株価が軒並み急落するという異常事態だった。

発震源となったのは、米アンソロピックのAIモデル「クロード」の新機能。11種類の拡張機能(業務別プラグイン)や最新の自動化ツール「クロード・コワーク」が公開されたことで、AIエージェントが業務ソフトの一部機能を代替しうるとの見方が市場で広まり、投資家は既存ソフトウェア企業の収益モデルに疑念を抱いたのだ。

「業態」はなくならず、「業務」が消える

ただ、株式市場の反応があまりに大きかったため、一部に誤解が生じている。これはソフトウェア業界が消滅するという話ではない。

SMBC日興証券の菊池悟シニアアナリストは指摘する。「ITの世界ではこれまでも5〜6年周期で大きな構造変化があった。今回もソフトウェア企業がすべてダメになるというわけではなく、AIとの融合など変化に対応して勝ち残るところはある。むしろ、今回のアメリカ発のAIディスラプション(破壊)の議論では、IT業界がやられるというよりは、ホワイトカラーの仕事がなくなるということが出発点になっている」。

菊池氏が語るように、「業態はなくならないが、業務(タスク)がなくなる」――。これがAI大失業時代を理解するうえで、まず押さえておくべき基本線だ。

例えば、「AIによってコールセンターやSaaS企業、弁護士は駆逐される」といったことが語られがちだが、この見方では粗すぎる。コールセンターやSaaS、弁護士という業態やサービスは残る。しかし、その内部にある特定の業務がAIに置き換えられるということだ。

そのため、ビジネスパーソンや就活生は自分が属する業態が残るからといって安心はできない。業態そのものは安泰でも、あなたの携わる業務はなくなるかもしれないからだ。

では、どんな仕事が消え、どんな仕事が残るのか。ここでは、8つの視点でそれを読み解いていこう。

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