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AI革命がかつてのネット革命とは決定的に違うこと。AIの三段階発展説、自然科学と融合したとき何が起きるか

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生成AIと自律型実験施設、デジタルツインが連携して創薬やエネルギーなど自然科学の世界にも革命の波が押し寄せている(写真:Graphs / PIXTA)

ネットバブル崩壊が示唆する『AIバブル』懸念」でも触れたように現在、アメリカの株価は2000年のネットバブル(ドットコムバブル)を上回る過熱状態だ。

東洋経済コラムニストが気になるニュースの真相を解説。過去の記事はこちら

株式時価総額を名目GDP(国内総生産)で割った「バフェット指数」を見ると、ネットバブル最盛期が150%程度だったのに対し、現在は200%を上回っている。

もちろんバフェット指数も万能ではない。インフレ率や金利水準が時代によって異なるうえ、アメリカ企業が海外で稼ぐ利益も株式時価総額に反映されているという事実がある。

しかし、指数がここまで過去と大きく乖離しているのは何らかのサインだろう。周知の通り、株価は将来の企業収益や経済成長の期待を基に形成される。バフェット指数の過熱が意味するのは、株式市場が今後のGDP成長率の加速を強く織り込んでいるということだ。

これは、ネット革命が果たしえなかったことである。当初、ネットは経済成長を加速させると期待されたが、蓋を開けてみると本格的に普及した00年代以降、アメリカの実質GDP成長率のトレンドは変わらなかった。

はたして、ネット革命ができなかったことをAI革命は実現できるのか。

ネットの本質は「ダウンロード」

ネットの本質はダウンロードである。インターネットの仕組みとは、端末(多くの場合サーバー)から端末(スマホやパソコン)にデータをコピーすることに尽きる。メールのテキストデータや動画データがダウンロードされればそれが表示され、プログラムがダウンロードされれば、それが自分の端末で実行されるといった具合だ。

われわれは、ウェブやアプリを通していろいろなことをしているように感じるが、それは端末上で実行されるプログラムが多彩だからであり、ネットそのものがやっていることは単なるダウンロードにすぎない。

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