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シリコンバレーの投資家が使う《ダメ出しのセリフ》が示唆する、すぐに「どこかに正解がある」と考える人の限界

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ベンチャーキャピタリストたちがよく口にする「ダメ出しのセリフ」とは(写真:EKAKI/PIXTA)
  • 澤 円 圓窓代表取締役
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面白いエピソードを紹介しましょう。

アメリカのシリコンバレーでは、スタートアップ企業の面々が、投資活動を行うベンチャーキャピタリストに旺盛なプレゼンを日々繰り広げています。その過程で、ベンチャーキャピタリストたちからよく出る「断りのセリフ」が次のものだそうです。

「He is very smart. Plan is good. But, he is not enough crazy.」

(彼はとても優秀だし、プランも悪くない。でもたいして狂ってない)

「正解」を探したらイノベーションは生み出せない

『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考え方を柔軟に変化させられるのか?』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

十分に狂っていないことが出資を断る理由になるなんて、日本とはまったく逆の考え方で面白いと思いませんか?

いわば「おい、逃げろ! あいつはビジネスプランだけだ」というわけですね。日本なら逆に「君の夢はわかったから、ビジネスプランを持ってきなさい」という場面でしょう。

もちろんビジネスのフェーズによっては、ビジネスプランや財務管理はとても重要な要素です。

でも考えてみれば、これから起業するのにエクセルでビジネスプランを立て、最初から出口戦略まで見据えているような人や会社は「つまらない」とも言えるでしょう。

賢いかもしれない。先を見る力もあるのかもしれない。でも、ビジネスに正解はない。正解を求めることに時間を使っている時点で、「この先イノベーションは起こせないだろう」という評価になるのです。

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