片方の端に「スポーツ」の表示、そこに目安の数字として「100」とある。中央が「ノーマル」で、対極が上記のコンフォートで数字は「0」。
画面内のスライドバーを人差し指でなぞることで、100(硬い)から0(ソフト)まで、ダンピングが無段階で変えられる。
スポーツでは「上下の動きが少なくフラットに」と「揺れを素早く抑えて収束性よく」と説明がある。
一方、コンフォートでは「ゆったりと上下に動きます」と「路面からの細かな入力を抑えて吸収性よく」とされており、実際に試してみると、変化は顕著だ。
ActRideのシステム構成
システムは、3つで構成される。
1つは上記のとおり、ActRideのアプリ。スマートフォンにダウンロードする。
2つめは車載のコントローラー。手の平サイズのユニットで、 3軸の加速度と3軸の角速度、あわせて6軸の情報をワンチップで計測できるセンサーが内蔵されている。
3つめはダンパー。制御と応答速度にすぐれるソレノイドバルブを使った減衰力調整機構が組み込まれている。従来のステッピングモータータイプに比べて、所期の性能ではるかに上をいくそうだ
乗り心地のカスタマイズも可能。「オートモード」を選択すると、前後左右のダンパーを、車両の動きなどに合わせてリアルタイムで制御していく。その際に、ドライバーは好みを3つのパラメーターでセットできる。
1つめは、「ライドコントロール」で、「ゆったり」から「しっかり」まで乗り心地を選べる。
2つめは「ハンドリングコントロール」で、操舵(ステアリングホイールの動き)、加速、ブレーキを踏んだときの車体の動きに応じて減衰を制御してくれるもの。
3つめは「スピードアダプト」で、車速と連携した減衰を得られる。たとえば、硬めがよければ、スライドの目盛りを「100」に近づけるという具合。高速走行時の安定性などに寄与するモードだ。
私はまず、ActRideを搭載していないノーマルの「ハイエース スーパーGL」で、一般道を走った。車体が4840mm、ホイールベースも2570mm。
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【スポーツ→ノーマル→コンフォートの変化】
