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PayPay「支払い期限が過ぎています」、焦ってクリックは危険しかない"急増する送金催促メール"どんなメッセージが届く?

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スマホを見て悩む男性
(写真:nonpii / PIXTA)
  • 鈴木 朋子 ITライター・スマホ安全アドバイザー

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「日本年金機構から差押予告通知書が来た」「PayPayカードの口座引き落としができないと言われた」など、今月に入り送金を狙った詐欺メールが急増している。これらのメールはスマホ決済「PayPay」での支払いを求めてくる点で共通している。

筆者の元に来たこのSMSメッセージは、PayPay株式会社を名乗り、4月分の決済額2万8769円を3日以内に支払うようにと指示している。

筆者の元に届いた詐欺メール。PayPayへのリンクが貼られている。リンクをタップするとPayPay画面が開き、指定された金額を相手に支払う準備が整ってしまう(写真:筆者提供)

送信元は一見「PayPay株式会社」のようだが、メールアドレスを見るといかにも迷惑メール業者が使うメールアドレスだ。

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あえて「paypay」の文字が入ったリンク先をタップしてみる(※危ないのでマネしないでください)。すると、PayPayアプリに遷移し、相手への支払い画面が開く。

筆者はPayPayを利用しているため、ここで「〇〇円を送る」を押してしまえば、相手への送金が完了してしまう。「リンクをタップ」して「ボタンをタップ」する2タップの動作だけで、詐欺に遭ってしまうのだ。

詐欺メールに「スマートフォンで開いてください」と指示されているのは、この仕組みを利用するためにほかならない。

送信元はさまざまだが「PayPayで支払う」よう勧めてくる

詐欺メールは、さまざまなパターンで送られてくる。筆者は日本年金機構を名乗る「国民年金保険料の未納に伴う財産差し押さえ通知」と題するメールも受け取った。また、「楽天カードの支払いが引き落とせない」「Paidyの支払い期限が過ぎている」とほかのサービスの名前を名乗り、「PayPayで支払う」ボタンを押すように勧めてくるものもある。

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【「チケット譲ります」詐欺もスマホ決済が使われる】

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