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"高市応援団"ではなかった「国力研究会」でうごめく権力の亡者たち、"先祖返り"が着々と進む自民党内部の暗闘

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自民党本部
「国力研究会」への参加議員が増え続けている自民党。その背後で起きている動きとは?(写真:ブルームバーグ)

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「ぜひね。これ、頑張る高市総理を支えるためにも、全員で参加して、さらなる政策の推進に一役買おうではありませんか」

武田良太元総務相は5月14日に開かれた総合安全保障研究会(武田グループ)の会合で、「高市早苗首相を支えるため」とされる「国力研究会」への参加を呼びかけた。

国力研究会は高市首相と同じ松下政経塾出身で、麻生派に所属する山田宏参院議員が事務局を務め、麻生太郎副総裁が発起人リストの筆頭に名前を連ねている。選挙区が隣接する武田氏と麻生氏は、2016年の福岡6区補選や19年の福岡県知事選などをめぐって対立し、「犬猿の仲」とされてきた。

国力研究会は「高市応援団」ではなかった?

武田氏は24年の衆議院選挙でまさかの落選。26年の衆院選で国会に復帰した。高市首相はこのときの選挙戦で、いち早く武田氏の応援に駆けつけている。

「(年末年始の公邸への引っ越しで大変なときに、武田氏は)中華おせちを贈ってくれて、その上に私が大好きな豚まんまで贈ってくれて、それでお正月明けまで私たち夫婦は生存することができました」

高市首相は目頭を押さえながらエピソードを披露し、武田氏への支援を訴えた。国力研究会の発起人リストから外れた武田氏だが、「高市—武田」の関係はある意味で「高市—麻生」の関係より太いのかもしれない。

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【国力研究会の内実とは?】

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