週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

Z世代大学生の「意外な一言」で教授が動揺… "メールを使えぬ若者"の実態 企業も研修の機会を設ける必要があるだろう

6分で読める
大学生を指導する教授
現代の大学生はメールの作法を学ぶ機会がなくなっている(写真:C-geo/PIXTA)
  • 高橋 暁子 成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト
2/4 PAGES

かつて大学で、「学生がメールを使えない」ことが問題になっていたことがある。学生から欠席や遅刻の連絡メールが来るのだが、それがひどいというのだ。

「タイトルもなければ名乗りもしない、『休みます』というだけのメールがくるんですよ。あなたは誰ですかと言いたい」

「こちらには、『今日は講義ありますか?』というメールがきていましたよ。そのくらい自分で確認してほしい」

メールにはルールとマナーがある。

まずは「件名」が必要だ。「宛名」をつけ、「名乗り」、「挨拶」をし、「本題」を書く。「結びの挨拶」をした後、「署名」を付ける。

ルールを守らないメールは失礼であり、常識を知らないと見られてしまうだろう。職種にもよるだろうが、社会人になると毎日のようにメールを書くことになるので、正しい作法は学生のうちに身に付けておいたほうが良い。

メールを使う機会が皆無なZ世代

日本で初めに普及したSNSであるmixiは、2004年に登場した。それから22年が経ち、今の大学生は立派なSNSネイティブ世代だ。

東京工科大学の新入生の「コミュニケーションツール」利用実態調査(26年5月)によると、「普段、家族や友人との連絡に使っているもの」として、あるツールの利用が激減している。14年から26年にかけて71.4%から11%まで減った、「キャリアメール」だ。

一方で、LINEは98.5%と高い数値を記録し、InstagramのDMも55.1%で近年拡大している。それまでのキャリアメールなどでのやりとりが、LINEなどに取って代わられたと考えられる。

次ページが続きます:
【ファイルを送る場合は「エアドロ」】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象