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売り上げ低迷に悩むカフェ店主が見誤っていた「本当の課題」と、その後の客足を伸ばした「目からウロコ」の改善点

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カフェの売り上げが伸び悩んでいた本当の理由とは(写真:mits/PIXTA)
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アート思考は、内側の声を尊重する姿勢。誰かの「困った」ではなく、自分の問いから始まります。その点で、デザイン思考とは出発点が違います。

名乗りはアート思考、実践はデザイン思考

ぼくたちが肩書きを名乗る段階は、アート思考に近いものがあります。まだ、誰からも求められていなくても、私はこれを表現したいと思う。私は質問家として生きたいと思う。その宣言は、自分の内側から生まれるものだからです。

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市場調査よりも先に、意志がある。これは、他人軸ではなく、自分軸の決断です。だから最初は、実績もなく、前例もなく、周囲の理解も十分ではないので、不安になるでしょう。

それでも名乗るのは、自分の内側の声を信じるからです。その意味で、名乗りはアート思考のスタートと言えます。まずは自分がどう在りたいかを決める。そこから物語が始まります。

しかし、肩書きを名乗った後に、いざ実践する段階に入ると、アート思考の姿勢からデザイン思考に切り替える必要があります。

まず、みんなに何に困っているのかを聞き、どんな場面で立ち止まっているのかを観察します。そして、彼らとの対話を通して、問題の本質を探っていくのです。

例えば、電子書籍を出したいけれど方法がわからないという「困った」があります。オンライン講座を開きたいけれど構成がわからないという「困った」もあります。そうした声に真摯に耳を傾けることから、具体的な仕事が生まれます。

アートが出発点でも、実践はデザイン思考なのです。相手の現実に寄り添い、形にしていく姿勢が求められます。問いを投げ、状況を整理し、その第一歩を設計する。その積み重ねが、仕事につながっていきます。

質問家は、「困った」と向き合いながら価値をつくっていく人なのです。そのようなわけで、ぼくの言う質問家とは、アーティストであり、デザイナーでもあります。

自分の内側から問いを生み出すときは、アート思考。相手の「困った」に向き合い、形にしていくときは、デザイン思考。どちらか一方だけでは足りません。アート思考だけでは独りよがりになります。デザイン思考だけでは自分が消えてしまいます。

内側と外側を行き来することが大切なのです。表現したいという衝動と、役に立ちたいという姿勢。その両方を行き来できたとき、仕事は深みを持ちます。

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