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TDK齋藤社長「AI市場にパーフェクトマッチ」、電子部品の雄は2次電池だけじゃない…多様な部品で"需要総取り"の勝算

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「今の状況をAIバブルとはみていない」と話す齋藤社長(撮影:今井康一)

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電子部品大手のTDKは、2次電池やコンデンサー、ハードディスクドライブ(HDD)用の部品など、形状・用途が大きく異なる製品群を広く扱うことが特徴だ。経営を多角化しながらもトップシェアを誇る製品が多く、米アップル社のiPhoneなどをはじめとした電子機器向けの小型2次電池では世界シェア過半を握る。電子部品各社はAIを成長の軸に据えるが、TDKも例外ではない。従業員10万人、海外売上高比率9割に上る業界の巨艦はどこへ向かうのか、AIバブルは続くのか。齋藤昇社長に聞いた。

――2025年度は米関税の影響の不透明さから、業績予想を初めて幅つきで開示しました。しかしその後は上方修正が続き、売り上げは2.5兆円、純利益は1956億円といずれも過去最高の業績を達成しました。

外部環境のダイナミズムは今後一層増していくと感じた。TDKでは情報収集のために世界各地に地域本社を置く体制をとっており、視野を広く保つよう心がけている。だが外部環境は当社では変えられない。不安定な時期だからこそ情報収集をしながらも、生産性や製品クオリティーといった「自力」を高める。自分たちでできること、やるべきことはする。健全な危機感を持って環境変化に立ち向かっていく。

全製品がAI市場にマッチ

前期は売り上げとすべての利益段階で過去最高を計上し、配当も上方修正できた。一部受動部品はバッテリーEV向けが調整局面となったが、ハイエンドスマートフォンは堅調に推移し、データセンター向けのHDDヘッドおよびサスペンションが想定以上に伸びた。

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